故郷の実家は
長方形の狭い土地にある。
隣には小さな川が流れ、
今考えれば
大雨で土石流がきたら
ひとたまりもないような場所だ。
私が物心ついた時には、
トンネル状にしてあった。
昔の子供にとっては
川や山は遊び場だった。
下流側のトンネルを
探検気分で潜り混んで進む。
川と言っても
ほとんど下水道だから
汚かったが、
そんな事は、お構いなし。
200メートル位の長さだが、
気分は川口浩探検隊。
今の時代だったら、
こっぴどく
怒られるのだろうが、
まだSWITCHどころか、
ファミコンも無い頃。
しょうもない事でも
やり遂げた達成感が
味わえたのです。