ねこよん いつもの散歩みち

50歳代前半で鬱になった、アラ還のオジサンです。心穏やかな時に浮かんでくる事や、鬱に関する事をアレコレ綴ってみます。

安堵の瞬間

生を受けて半世紀、

受験や資格など、

何度か試験を受けてきた。

 

かなり苦戦したのが

専門資格の学校入試の時だった。

 

第一希望は3つあり、

どれも 狭き門だった。

どれか一つ合格出来ればと、

すがる気持ちだった。

 

試験の日程は1週間おきで、

最初の合格発表日と

次の学校の試験日が重なっていた。

 

1つ目が終わり 結果が分からないまま

2つ目の入試を受ける。

落ち着くなんて出来る訳ない。

 

面接が終わったら電車を乗り継いで

1校目の合格発表を

直に見に行くと決めていた。

 

2校目での面接を受けている時、

面接官の先生に

「おそらく1校目が受かっているよ」

と言われた。

あれは今考えても不思議だ。

何故、あんな事を言われたんだろう。

 

試験終了後

1校目の合格発表を、

自分の目で確認しに向かった。

 

合否は封書が自宅に届くのだが

やはり自分の目で見たかった。

200kmほどの距離があったが

関係なかった。(40年前です)

 

その日の夕方、

学校前に張り出された

合格者名簿を見て

それまで味わった事のない

安堵感に包まれた。

 

あの感覚を超える瞬間は

未だに出逢っていません。


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