つらく悲しい出来事を
思い出してしまうとか
時期が重なったとか、
そんな訳では無いのだけれど
聴くことができない曲がある。
いくつかあるが、そのひとつが
村下孝蔵さんの「純情可憐」。
事実上の最後のアルバム、
「同窓會」の為に創った曲だが、
作詞されることはなかった。
晩年に一緒に活動されていた
バイオリニストの天満敦子さんが
哀悼の意を込めて
その曲をバイオリンで
弾いたものがある。
2回か3回、聴いたことがあるが、
奏でられたバイオリンの旋律は
美しく気高く深く そして悲しい。
それは鎮魂歌。
あまりにつらくて
聴くことができない。
好きなアーティストの作品でも
どうしても聴くことができないんです。