ねこよん いつもの散歩みち

50歳代前半で鬱になった、アラ還のオジサンです。心穏やかな時に浮かんでくる事や、鬱に関する事をアレコレ綴ってみます。

隣の大家さん(1)

いつもありがとうございます。

皆さんのお話からも

元気を貰ってます。

 

もう30年以上前、妻が住んでいた

賃貸マンションでの話です。

 

当時、お付き合いしていた

妻の部屋に 入り浸っておりました。

(若気の至り…)

 

その賃貸マンションは、通りからは

いくつか入った場所にあって、

近くに公園がある静かな所でした。

 

1階はテナントが入った

(介護器具の営業所だったかな)

鉄筋コンクリート4階建ての

1DK 20世帯分くらい入る建物でした。

 

建物の大家さんは お隣の一軒家に

お住まいの60代のご夫婦でした。

 

朝、職場に直行しようと

彼女の部屋から出て

階段を降りようとしました。

すると、大家さん(奥さん)が

入口付近を掃除されていました。

 

ここで肝っ玉の小ささから

要らぬ心配をしてしまいます…。

 

〜お宅は何号室の方でしたかね?〜

と、聞かれたらどうしょう…。

うわ〜、早く掃除終わらないかな〜。

 

しかし、

数分経っても終わる気配がない。

遅刻する〜💦

 

仕方が無い、ここの住人の振りをして

堂々と挨拶して出ていこう。

 

意を決し、「おはようございます」

 

すると大家さん

『あっ、おはようございます

 お仕事ですか?お早いですね』

ニッコリと「あっ、はい」

(ややヒキツリ)

 

そう言いながら

自転車を出そうとしていると

大家さんが、話しかけて来ました。

ゲッ、なに?なに?!

 

『ごめんなさいね、

 自転車置き場が狭いでしょう?』

「えっ?あっ、はい。そうですね…」

『もっと沢山置けるように

 今度ここの1階の店舗と

 相談してみますね。すみません』

「どうもすみません、

 ありがとうございます

 では、行ってきます。」

『はい、行ってらっしゃい』

 

うわ〜、

ここの住人じゃないんだけどな〜

何か 申し訳ないな…、

すみませんだなんて…。

 

その夜、

当時 彼女だった妻に話したら大爆笑。

…フン。

 

しばらくして、

賃貸マンションの駐輪場が

倍の広さになりました。


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