小学生の頃だったと思います。
理科の授業で“対流”を習った後の事。
“対流” 熱せられた液体や気体が
上昇して上部で冷やされ
回り込むように下降して
また下部で熱せられて上昇…、
これを繰り返す、と云うヤツです。
(合ってるかな?)
生家の質素な夕食、
汁椀に 注がれた熱い味噌汁。
しばらく置いておくと、
味噌が沈んで 上澄みと分かれる。
すると、椀の底の真ん中から
静かに味噌が湧き上がって
縁の方から沈んでいく。
おお、これが対流か、
と、つまらん事で喜びました。
お椀の中の小さな実験室ですね。
これはお椀じゃなくて、
スープカップの中の
レトルト味噌汁です。