ねこよん いつもの散歩みち

50歳代前半で鬱になった、アラ還のオジサンです。心穏やかな時に浮かんでくる事や、鬱に関する事をアレコレ綴ってみます。

「明日へのターン」

辛島美登里さんの曲は

個人的には都会に暮らす女性の

イメージがあります。

 

背筋の伸びた凛とした立ち姿…。

(私の勝手なイメージですけど)

別れ 出会い 悲しみ 喜び

思い悩みながらも生きる

等身大の主人公の描き方には脱帽です。

 

代表曲「サイレント・イヴ」は

クリスマスの曲ですけど

「明日へのターン」は夏の曲です。

 

都会の片隅が舞台ですが

潮風を受けて夏の浜辺にいる感じ…。

辛島さんのセンスの良さが解ります。

 

”波しぶき 躰が流線形にきらめく

  あなたは とびきりのドルフィン

  白いビルは珊瑚礁 人の群れは魚

  あなたは どの海 泳いでいるの…”

 

都会の風景を珊瑚礁の広がる

青い海に見立てるなんて…。

 

”太陽の乱反射 過ぎた日の恋があるから

  私は昨日よりも強くなれる…”

 

恋愛も含めて 昔のいろんな想い出が

辛い時の支えになることがあります。

今では逢えなくなってしまった

大切な人の声で 今でも優しく

背中を押してくれる気がするんです。

 

この曲は1995年に出された

「愛すること」のカップリング曲です。

 

初めて聞いたのは2015年の始め。

 

その頃、仕事関係の資格を取る

準備をしていました。久方振りで

勉強は中々捗りませんでしたが

爽やかで優しい調べに和みました。

 

半年の準備を経て、東京へ。

会場入りし久々の試験に高揚しました。

(試験には 無事合格しましたよ)

 

「あ〜、終わっ…たぁ〜!」

資格試験を終えて会場を後にした時、

この曲が頭に流れ始めました…。

 

中学生 高校生 専門学校生と、

ラジオやカセットテープから流れる

音楽を聴きながら勉強してました。

そういう経験を 50才手前で

再び経験するとは思わなかったですね。

 

「明日へのターン」は

好きな曲というのも ありますが、

そんな出来事も重なった

想い出の曲でもあります。


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