こんにちは、ねこよんです。
令和5年度、私の職場は退職者が例年より多く、金曜にも3名(トータル6名)が職場をあとにされました。その中には入職当初から私生活でもお世話になった方がいます。その人の事を書きます。
私が結婚前の話です。当時付き合っていた妻が、夜 自転車に乗っているところをクルマに跳ねられてしまったことがあります。救急で病院に搬送されました。(大腿骨頚部骨折だけで済んで、不幸中の幸いでした)
妻の両親に連絡しましたが、実家は少し離れた場所にあるので、その日すぐには動けないという事で、私が妻に翌日まで付き添うことになりました。
となると、私も翌日お休みを貰わないといけないので、職場の仲間にも電話連絡しました。その中にこの度退職された先輩がいました。
先輩は夜中に病院に自家用車で来てくれて、『入院中保険証とか下着やパジャマやタオルが必要になるから』と妻の住んでいた部屋と病院を往復してくれました。お世辞にも仕事上はあまり良い先輩ではありませんでしたが、後輩の面倒見の良い情に厚い方でした。
最後の勤務日は 辞令交付の後、急用の為すぐに帰られましたが、少しだけお話できました。息子さんの家が慌ただしいので、これからそちらに向かうらしいです。
事務部門に作業着を返却し、先輩のロッカーは空になってしまいました。同じ時間を過ごした人が来月からいなくなってしまう…。この先輩は勤務期間中に鬱で苦労された方です。そう云う意味でも話が分かる方でした。別れは寂しいものです。